373: 容易い罠に嵌る(紫桃)1 2012/06/05(火) 02:06:57.20 ID:LShb0bFh
さつきは紫原を見上げながら、困ったように眉を下げていた。 
街中でチームメイトとはぐれ、更に道に迷った紫原を彼らの宿泊しているホテルまで案内したのはいい。 
しかし、寄ってけば?と言う紫原の言葉に頷いたのは良くなかった。 
珍しく笑みを浮かべる紫原の、その眸に潜む色を確かに認めながらも頷いたのは。 
「…ムッく、ん…」 
緊張に掠れたような声が零れる。 
こうなる事は分かっていたのだ。 
「なーに?さっちん」 
さつきの両手首をしっかりと押さえつけながら、紫原は応える。 
彼女の身を預かるベッドは柔らかく、しかしさつきの気持ちを僅かにも和らげてはくれない。 
「は、はなし、て……」 
「やーだ」 


引用元: 黒子のバスケでエロパロ


子供が遊んでいるように笑って、紫原はさつきの首筋に顔を埋めた。
「ぁっ…!」
べろり、と舌が滑り、次いで強く吸い上げられた。
「ゃ…だめぇ…!」
抵抗しようにもさつきが力で紫原に敵う筈もなく、二度三度と吸い付かれ、首筋にはくっきりと赤い痕が残される。
「かわいいね、さっちん」
それは何処か、さつきの無駄な抵抗を笑うかのようでもあった。
紫原の手がさつきの手首を離しても、さつきは逃げようとはしない。そんな真似をした処で、逃げられる筈など無いのだから。
「ぁん…!」
今度は晒された乳房に吸い付かれ、思わず甘い声が上がる。
紫原の大きな手に乳房を揉みしだかれ、舌先で乳首を弄られ、きゅぅ、と秘部が疼くのを感じた。
「だめ…ぁ…っ…だめぇ…!」
この儘ではいけないのに、唇から零れるのは制止の形をした懇願だ。
「さっちん、やらしーの」
するり、とスカートの内に潜り込む手が、しかし異物の感触にぴたりと止まる。
「んー、あれー?」
触覚で分からないものを視覚で確かめようと、紫原はさつきのスカートを捲り上げた。
「何これ。すごいね、さっちん」
「っっ……」
見られている。
それだけで身を焼かれているかのように、羞恥で体が火照る。
さつきの秘部に深々と押し込まれているのは、半透明のピンク色をしたバイブだった。
しかも愛らしい色とは異なり大きなサイズのもので、その表面には無数の突起が備わり、彼女の内壁を刺激している。
「こんなの咥えながら買い物してたのー?」
くすくす、と笑う声に涙が滲んだ。
「ちが…ぁ、青峰くん、がぁ…」
「峰ちん?…ふーん」

374: 容易い罠に嵌る(紫桃)2 2012/06/05(火) 02:08:12.75 ID:LShb0bFh
買い物に出ようとした際、こんなものを入れて行かせたのは青峰の仕業だ。
それは確かに事実で、けれど。
「でもさー、さっちんも嫌がらなかったんでしょ?」
ゆっくりと指先でバイブの底をなぞりながら、紫原は言う。
「先刻だって、俺がこういう事しようとしてるの、分かってるのについてきたんでしよ?」
「っ……」
否定出来なかった。
バイブを入れられた時、大して抵抗などしなかった。
紫原の眸の奥に、雄の色が垣間見える事に気付いていた。
それでも、肯定も出来なかった。
「ぁ……だって、だって……」
揺れる眸に浮かぶのは惑いでこそあれ、悲哀ではない。
紫原はそんなさつきに顔を近付け、にこりと笑った。
「だいじょーぶだよ、分かってるから。だって俺達、さっちんの事いっぱい犯してあげたもんね?」
帝光に居た頃。
バスケ部の主要メンバー、所謂キセキの世代の面子は、幾度となくさつきを抱いた。
初めは合意の事ではなかったけれど、体に直接教えられた快楽は、徐々に彼女自身を侵して行った。
抵抗など、思う事もしなくなる程に。
「…わたし…わたし……」
最早意味を成さぬ言葉を紡ぎながら涙が伝う。
それを、紫原の舌が拭った。
「俺達がこういう事大好きなさっちんにしたんだから、ね?責任、取ってあげるよ?」
「ぁ…ふぁ、ぁ…!」
ずず、と軽くバイブが引き抜かれ、内壁を擦る突起に喘ぎが響く。
「ほら、咥えてるだけじゃ足りないよね?こーやって…」
「ぁっ!ぁ、ぁんっ!」
ぐちぐちと抜き差しされ、その度にさつきの体が跳ねた。
「ぐちゃぐちゃにされないと、ねぇ?」
段々と激しく抽送され、とろとろと愛液が溢れて一層卑猥に水音が響く。
はしたなく濡れる秘部を眺めながら、紫原はぺろり、と唇を舐めた。
「あとはー…こっち」
「っひぁ…!?」
玩具に犯される秘部の上で小さく震えていた突起に、ざらりとした舌が押し付けられて悲鳴のような声が上がる。
「ぁ、ぁっ、そこ、だめ、ぇ…!!」
舌の先で器用に突起をなぞられるだけで、びくびく、と背が戦慄いた。
バイブにも変わらず、寧ろ強く奥を抉られ、さつきはぐっと眉根を寄せる。
「ぁ、もっ、ぁっ、ぁっ、ぁっ…!!」
沸き上がる絶頂感に身を任せ、食らい付くようにバイブを締め付けた。
「ほらー、さっちん此処大好きだよねー?此処弄るとすぐにイっちゃうもんね?」
「ふぁあ…っ…ぁ…っ」
ずるり、とバイブが引き抜かれてゆき、内壁が収まらぬ快感に戦慄く。
紫原は愛液に塗れたそれを全て引き抜くとゆっくりと持ち上げ、面白い玩具を眺めるような視線を向けた。

375: 容易い罠に嵌る(紫桃)3 2012/06/05(火) 02:09:28.34 ID:LShb0bFh
「ふーん…すごいねぇ、こんなの中に入れて、良く歩けるよねぇ」
ほら、と眼前に差し出されるバイブから、さつきは咄嗟に目を逸らした。
「そういえば赤ちんもたまにこういうの持ってきてたよね」
懐かしさに目を細めて笑い、そして既に興味を無くしたかのようにベッドへと放る。
「でもさっちん、こっちの方が好きだったよねー?」
紫原は無邪気な口振りの儘に自身を取り出し、それをさつきの秘部へと押し付けた。
「ぁっ…ゃ……」
言葉とは裏腹に、秘部は熱を持った儘ひくひくと震える。
「いやー?」
小さく首を傾ける紫原の様子は幼くも、今の彼を子供だなどとは思えない。
「…ぁ…」
背けていた視線を紫原へと向ける。
その眸にも唇から零れる吐息にも熱が滲んでいた。
「……いれて……むっくん……」
それは微かな声ではあったが確かに響き、紫原は楽しげに眸を細める。
「……うん、いいよ」
ぐぢ、と玩具とは異なる感触と熱を持った性器が押し込まれ、さつきは形にならぬ声を上げた。
歓喜の声を。
「っっ…くぅ…んっ…!!」
ぞくぞく、とその質量に内壁が戦慄くのを感じる。
きゅぅ、と秘部が収縮し、紫原自身を歓迎するように締め付けた。
「は…っ…さっちん、締めすぎ、だしっ…!」
ぐ、と軽く引いてから、紫原は一息に腰を進める。
「んぁっ…ん!!」
奥まで犯され穿たれる熱量が只管に強い快感を生み出し、僅かな理性すら根こそぎ奪われそうになる。
彼の長身に比するサイズの性器を押し入れられるだけでも暴力に近い。
だが帝光に居た頃散々に犯されてきたさつきには、その乱暴な行為が善かった。
暴力的に犯されるのが、善かった。
「んぁっ!ぁっ!ぁ!ゃだ、いいっ、ぃいの、きもひ、いいよぉ…!!」
がつがつと奥を突かれる度に秘部からは愛液が溢れ、はしたない水音を響かせる。
「さっちん本ト、やーらしー」
久々に目にするさつきの痴態に高揚を覚え、紫原はべろりと唇を舐めて更に抽送を速めた。
絶頂の波は容易く訪れ、さつきはがくがくと突き上げられる儘に身を揺らしながらぁ、あ、と声を零す。
「ぃくっ、ゃ、ぃっひゃうぅ…!!」
びくん、と一際大きく跳ねた体の奥に、遠慮も無くどくどくと精が叩き付けられた。
「ぁっ、ぁ、ぁー…」
ぶるり、と身を震わせながら、恍惚と染まる面で小さく喘ぐ。
「さっちん、ねぇ、まだ足りないよね?」
問いを向ける紫原に、さつきは何度も頷いた。
「ぅん…っ…たりない、の…おねがいむっくん、おかして、いっぱい、おかして……」

376: 容易い罠に嵌る(紫桃)4 2012/06/05(火) 02:10:35.49 ID:LShb0bFh
紫原に嗜虐心、というものは無い。
だが、ほんの少しの戸惑いを残しながらも快楽に溺れ、泣きながら懇願するさつきの姿を見ると―――ほんの僅かに、苛めてやりたい、という気持ちが沸く。
本気で嫌だと泣いてしまうまで犯してしまいたいと、そんな気持ちになるのだ。
「……いいよー」
けれども紫原自身にそんな自覚は無く、だから優しくわらって彼女の言葉に応える。
熱を吐き出したばかりの彼自身はしかし、軽く腰を引いただけでいやらしく絡み付く内壁のお陰ですぐに硬度を取り戻し始めた。
「ん…っ…さっちんの、中…すごい気持ちいい、し…」
「んっ、んぁっ、むっくん、も…きもひいぃ、よぉ…っ」
ゆさゆさと緩く揺さぶられ、それだけで泣きそうな声で悦ぶ。
擦られる度に内壁がびくびくと震えて紫原を締め付け、収まる間も無く昂る快感に腰を揺らした。
「ぁっ、ぁっぁっ、いいの、むっくんの、で、いっぱいに…され、て…っ」
「さっちん、さっちん、」
締め付けられる程に劣情が煽られ、紫原はさつきの細い腰を抱え直してぢゅぷぢゅぷと奥を擦り上げた。
身を乗り出して唇を合わせ、嬌声すら食らうように舌を潜らせ絡ませる。
「んっ、んっんっ…!ふぅ、んっ、んふぅ…っ!」
零れる声はやや苦しげではあったが、さつきも逃げようとはしない。紫原の首に腕を絡ませて抱き付き、自ら舌を絡めて唾液を飲み下しながら腰を揺らした。
「んっ、ふ、んんっ、んっ、く、んん…っ!!」
繰り返し奥を貫かれ、大きな手で乳房を揉みしだかれる。時折きゅぅと先端を摘ままれるとそれに反応した内壁が強く収縮して紫原を刺激した。
「ぁっ、ぁー、ぁあ…!!」
だらしなく濡れた舌を晒しながら軽く身をのけ反らせる。
「さっちん、またイきそう…っ?」
開かれた儘の唇を舐めながら、紫原もそう余裕の無い声を上げる。
「んっ…ぃき、そぅっ…!」
今にも飛んでしまいそうな意識を辛うじて繋ぎながらさつきが頷く。
そう、と笑って、紫原は思い切り奥を突き上げた。
「ひぁ!ぁあああっ…!!」
高く上がる嬌声を聞きながら、紫原もまた彼女の奥へと精を注いだ。
びくんびくんと跳ねる体を抱きながら、紫原は熱を吐き切ろうとするように幾度か腰を押し付ける。
「ふぁ…ぁっ、ぁあ…ん……」
切なげな声が切れ切れに響き、やがて静かな呼吸に変わる。
(帰したく、ないなぁ)
思えば帝光で彼女を犯していた頃は常に誰かと一緒だった為、こうして独り占めにするのは初めてだった。
そうして初めて感じた思いの儘に、紫原は口を開く。
「そーいえばさ、峰ちんは黒ちんに負けちゃったんだよね」
「……ぇ……」
不意に向けられた言葉にさつきの思考はまだ追い付けず、ぼんやりとした眸を向けるのみだ。
しかし紫原は構わず、続けた。
「俺が黒ちん倒しちゃうから。そしたら俺だけのものになってよ、さっちん」








377: 名無しさん@ピンキー 2012/06/05(火) 08:07:46.98 ID:KTnanhQa
GJ!
なんか今本誌で紫原が諦めずに出てきて戦ってるのは桃井を手に入れるため
みたいに思えてきたw

この感じだと今現在は主に青峰が桃井を調教してるのかな?

378: 名無しさん@ピンキー 2012/06/05(火) 15:14:48.33 ID:wkP5bS9F
GJ!!
まさか紫桃くると思わなくて滾ったわ……

379: 名無しさん@ピンキー 2012/06/05(火) 17:36:53.71 ID:JGADympk
GJ!
紫桃………………ふぅ

380: 名無しさん@ピンキー 2012/06/05(火) 21:48:13.52 ID:BmeWsN9q
GJ!!
紫桃好きだから捗ったわ

381: 名無しさん@ピンキー 2012/06/05(火) 23:13:10.26 ID:Dy7c9nN9

382: 名無しさん@ピンキー 2012/06/06(水) 00:09:16.54 ID:0+qHLhPs
GJGJ!!紫桃いいね

383: 名無しさん@ピンキー 2012/06/08(金) 01:09:16.44 ID:Q6225ZOS
GJ!!!
丁度紫桃熱きてたからたまらなかった