719: 名無しさん@ピンキー 2013/07/02(火) NY:AN:NY.AN ID:GrD5VTqz
書き込みできそうなので木リコのゆるめのエロ投下 

――ああ、まただ 
リコは目を覚ますと隣で寝ている木吉を見て小さくため息をついた。 
木吉の祖父母が小旅行をしていて二人っきり。 
いつの間にか木吉のペースに乗せられて身体の関係を持ってしまった。 
これが初めてじゃない。 


引用元: 黒子のバスケでエロパロ


こんなに人肌が心地いいなんて初めて知った。
それがほしくて最初はいやいやしていたのだが、リコの身体に優しくそして激しく抱いてくる彼に何度もしがみつくようにもっともっとと求めてしまう。
「……鉄平」
声をかけるがピクリとも反応がない。
そっと木吉の色素の薄い茶色がかかった髪の毛を撫でる。
そしてリコの顔がすっぽりと埋まるくらいに大きな手に触れる。
ああ、この手で自分を抱いたんだ。
昨夜の出来事を思い出し頬がかあっと熱くなってしまう。
「服、着なくちゃ」
散らばった服を拾おうとするとその手をがしっと掴まれた。
「おはよう、リコ」
「て、鉄平起きてたの!?」
驚いて木吉を見る。
「今何持?」
「午前5時半すぎよ。私そろそろ帰らないと……」
家族に無断で朝帰りは怖かったが、その時はその時だ。
「まだ5時半かぁ」
背中からリコを抱きしめてきた。
お互い裸だから肌が直に触れ合うとなんだか心地いい。
多分相手が木吉だから、リコだから。
リコの細い肩に木吉がキスをしてくる。
「や、ちょっと朝から何をっ!」
「何をって……聞きたい?」
今、答えると木吉が何をしてくるのか大体想像がつくので黙っていると背後からリコの胸に大きな手が回されたきた。
優しく触れたかと思うと、突然その先端をくるくると指先でいじったり押しつぶすようにしてきた。

720: 名無しさん@ピンキー 2013/07/02(火) NY:AN:NY.AN ID:GrD5VTqz
「あ、や……っ」
思わず反応して小さく声が出てしまう。
いつの間にかぷっくりと突起すると今度は首筋から背中へと木吉の唇が小刻みに降りてくる。
くすぐったいような、それでも慣れてしまったのか、吐息とも悦びとも取れる声が自然と出てしまう。
「リコ、カワイイよ」
両肩を捕まれ木吉の正面を向かされると今度は唇に触れてきた。
最初は軽いキスだったのが、次第に深く入り込んで互いの舌を絡ませていく。
こういう深いキスをするのに対して当初のリコは苦手だったが、段々慣れてきたのか、木吉の動きと共に応えるように絡ませていく。
お互いの熱を帯びた舌はどこまでも深く口の中の体温が上がっていく。
唇が離れると一筋の唾液が糸をひいた。

「鉄平……私そろそろ帰らなきゃ」
ぼうっとした頭でも家族に無断での朝帰りなのが隅っこに何とか残っていた。
「そっか」
「うん」
「じゃあ、もう一回」
座っていたリコを押し倒して再びキスをしてくる。
「やめ……あっ……私、帰らな……ぅぅん」
キスをされながら木吉の手は片方は胸をまさぐり、もう片方の手はリコの下半身に触れていた。
昨夜抱かれた跡がまだ残るその部分に指先でいじられると背中をのけぞらせてはぁんと普段なら出ない声色に木吉の身体も反応してくる。
「……リコ」
人差し指がリコの秘部に入り込み、いつも感じている場所をピンポイントに触るとますますリコの反応が強くなった。
昨夜の刺激がまだそこに残っているのもあり、いつも以上に反応がいい。
「もう、やだ、やめて……よ」
「だめ」
リコの懇願も一言で拒否して、指先は再びリコの中を滑りこむように侵入していく。
そこはまだ潤いが残っていて簡単に入った。
もう1ヶ所感じやすい部分があって、今までの関係から最も反応して濡れやすくなるのを知っていたのでわざと焦らすかのようにピンポイントの周辺を触れてみたり、触れそうで触れないようにしていると
「て、てっぺい……」
リコの方から木吉の背中に両手を回していた。

721: 名無しさん@ピンキー 2013/07/02(火) NY:AN:NY.AN ID:GrD5VTqz
頬は紅潮し、目は涙を浮かべているかのように潤み、いつもなら聞くことの出来ない甘い声。
「リコはやっぱりカワイイなぁ」
「う……やだ、カワイイばっかりでこんな意地悪し……、ハァァッン」
いちばん感じやすい部分に触れられ途中からは話も出来ないくらいにリコはダイレクトに声が出てしまった。
何度も何度もそこを攻められるとじわっと中の潤いがましてきたのを感じ、指先を抜く木吉の指先にたっぷりとついていた。
引き抜く際にもリコが声にならない声で身体をぞくぞくとさせ、それだけでイキそうになっていたが今はそれでも物足りなくなってしまって、もっともっとと身体が木吉を求めてくる。
木吉だって同じ。
潤ったリコの中へ自分の張り詰めて硬くなったものをすべらせるように挿れていく。
すぐに奥までは進めずに何度も抜き差しする動きをして焦らしていくと
「……て、っぺい」
早く、とリコの目から一筋の涙がこぼれながらイカせてと言わんばかりにまっすぐ見てくる。
しかし簡単に応じることはせずにクチュクチュとやらしい音を立てながら、なかなかイカせてくれる行為はしてくれない。
木吉の口の端が意地悪そうに口角を上げ
「――じゃあ、リコからキスして」
言われるがままにコクンと頷き、リコは自分から木吉にキスをしてくる。
両腕は木吉の首と背中に回り、ちいさな舌で木吉の口の中をまさぐってきた。
最初の頃は「そんな事できるか!バカ鉄平!」
そこでどつかれて終了だったのが今ではこんなに素直にかわいくキスをしてくれるようになった。
ここまでくるのに何度身体を求め合ったのだろうと木吉の頭の中で数えようとしたが、さすがにリコの奥まで入れたいのと彼女のキスが段々と濃厚になってきた時点で考えるのをやめた。

木吉の広い背中に両腕を回して、さらに両足は木吉の下半身に絡みついてもっと深く早くして欲しいと求めているのが伝わってくる。

初めての頃、痛い痛いと泣きじゃくっていたリコも痛みを通りすぎるとそれがどれだけ気持ちのいい行為なのか。
しかもこの関係はバスケ部の面々や友人、そして家族も知らない、木吉とリコだけの【祕密】というスリリング。
そう何度もできることではないので、いったん始めるととことん求め合う。
未成年でここまでやっていいのかと心配でもあるが、木吉がきちんと避妊具も用意することと、リコの今日は大丈夫かも、というタイミングと2人っきりになれる状況が重なるとこうやって身体の関係を続けていた。
どちらもお互いのことは大事に思ってはいるが、恋人ではない。
だけど、こういうことをするのはどちらも拒否していないし、他の人間とではできない関係。
何度も繰り返す行為。

722: 名無しさん@ピンキー 2013/07/02(火) NY:AN:NY.AN ID:GrD5VTqz
「リコ」
「……ってぺ……もう――」
やっとリコの希望が叶い、木吉のものが奥まで突いてきた。
一度突くたびにリコの嬌声が出る。
細い指先が木吉の背中に細い赤い引っかき傷のような赤い線をつけていくのがその証拠だった。
そんな小さな痛み以上に、リコの中は潤みそして木吉のモノを吸い付くようにキュっと引き締められていくのが気持ちよかった。
額に汗が浮か部。
互いの身体も汗ばんでどちらの体温なのか、においか分からない。
「――リコ」
ぐぐっと挿れたまま、耳元でリコの名前を呼ぶ。
「う……んん。ぁぁ」
息の上がったリコを見て我慢しきれずにそのまま絶頂に達した。


「もう、朝っぱらからやるなんて思わなかった。おかげで朝帰りどころか昼帰りだわ」
シャワーを借りたリコがムスっとした口調で話しかける。
「それは無理だ」
「へ?」
「リコが側に寝ていて何とも感じないわけがないだろう」
恥ずかしいことをいつものようにヘラっと笑いながら言うのが木吉らしい。
リコは何度もこの表情を見ていて
「鉄平はいつもおんなじことを言うわよね。何度聞いても恥ずかしいからやめて」
「いいじゃないか~リコがカワイイのは本当のことだしな」
「ホントにそう思ってるの?」
座っている木吉と同じように正面に座りながらまっすぐにその目は彼を見ていた。
「ホントだよ。こういうのでウソついたって仕方がないじゃないか。
リコはそれともオレとするのがイヤなのか?」
木吉も視線を逸らさずにリコに問う。
「――ズルいよ、鉄平は。いっつも相手から先に色々言わせようとするんだから」
「そうかぁ?オレはリコとしかしたくないけどな。なんならもう一回……」
調子に乗り出した木吉に
「誰がするか!バ――」
文句を言うリコを遮ってキスをすると
「怒った顔もカワイイけど、やっぱりリコには笑顔が似合うよ」
さらに恥ずかしいことを満面の笑顔で言われて
「じゃ、じゃあ、帰るからっ」
聞いている側のリコは顔を真っ赤にしながら帰る。
「じゃあ、【また】なっ」
玄関先でいいと言われ、リコを見送る木吉だった。






723: 名無しさん@ピンキー 2013/07/02(火) NY:AN:NY.AN ID:GrD5VTqz
投下終了

桃リコと立て続け投下ですまない

724: 名無しさん@ピンキー 2013/07/02(火) NY:AN:NY.AN ID:+OtcL2IK
うおおお乙です!
頻繁には覗かないもんでタイミング逃しましたが桃リコも良い…!
余裕あれば次回作もぜひ期待

725: 名無しさん@ピンキー 2013/07/02(火) NY:AN:NY.AN ID:TLSdkTis
めっちゃエロかったGJ!
木吉ずるいなw

726: 名無しさん@ピンキー 2013/07/02(火) NY:AN:NY.AN ID:NniePxs8
やることやってるのに煮え切らない関係とかすげえ萌えるな
リコの可愛さを再確認させられたわ